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「発声発語障害学」…。


聞き慣れない疾患。「言語」による
障害を表すと、聴覚障害や「失語症」も
示唆出来る。話す、声を発するという…。


「日本語」には、「方言」があるし
「なまり」もある。それを喉や気管支を
使っての発音、発声があるが。世の中に

「バカでかい声」や、「蚊の鳴くような声」
というのが存在する。「舌っ足らずな人」
というのも存在し、「早口」もいる。


しかし、聴覚障害により、もしくは難聴や
耳が遠くなり、発音が悪くなる高齢者など。

日本語を話す、日本人の中にあっての声、
話し方や、発音、発声など。こうした事
に対する「障害」を学術的に世の中とは
認識をしていない。


角松敏生が、音楽を仕事とする中にいて
こうした「発声発語障害学」について、

気にするようになり、たまたま見つけた
医学書から、これを紐解いてみたい!?


言語聴覚士も、分かりにくい専門職だ!


ある母の同僚は、耳が遠かった。その為に
声が、発声や発語に多少のリスクを持った。

聴覚障害とまではいかない人が、日本には
多数いるのだ。何を話しているのか実は
聞き取りにくい人が、いるということ。




発声発語障害学


(第2版)

シリーズ監修:藤田 郁代
編集:熊倉 勇美/今井 智子

判型 B5頁 340発行 2015年01月
定価 5,400円 (本体5,000円+税8%)
ISBN:978-4-260-02060-2


音声障害、構音障害、吃音の原因・症状・
評価・治療・訓練をわかりやすく解説

言語聴覚士養成校における「発声発語障害学」
の講義に最適なテキストの第2版。
好評を博した初版に引き続き、成人、小児に
おける音声障害、構音障害、吃音について、
その原因から症状、評価、治療、訓練に至る
知識が平易な言葉で述べられている。


✒序文

第2版の序 

 2010年3月に『標準言語聴覚障害学 発声
発語障害学』を出版してから5年近くが経過
した.その間,超高齢化とそれに伴う疾病の
変化など言語聴覚士を取り巻く環境は大きく
変わり,また,言語聴覚療法に関する新しい
検査法や技術も開発されている.このような
変化および情勢をふまえ,このたび第2版を
刊行する運びとなった.
第2版は,初版の構成や内容を基本的には
踏襲しつつ,学生にも必要な初版発行後の
新しい情報を適宜取り入れる形となっている.
また,2013年4月に言語聴覚士国家試験出題
基準が見直されたが,その変更点も漏れなく
反映させた内容となっている. 
 執筆者に関しては,言語聴覚士養成教育
あるいは臨床に携わっている先生にお願い
したいという標準言語聴覚障害学シリーズ
全体の方針により,いずれもその領域の
第一人者に執筆していただくことができた. 









目次


第1章 音声障害 

 1 発声の仕組みと声の障害 
  A 発声器官の進化 
  B 発声器官の構造と機能 
  C 呼吸器の構造と機能 
  D 発声のメカニズム 
  E 音声障害と喉頭病変 

 2 原因とメカニズム 
  A 発声機構と障害のメカニズム 
  B 音声障害の原因 

 3 症状 
  A 声の異常 
  B 自覚症状 
  C 他覚的症状/随伴症状 
  D 症状の背景に存在する疾患や問題 
  E 特殊な音声障害の症状 

 4 評価(聴覚心理的評価) 
  A 聴覚心理的評価の意義,重要性 
  B GRBAS尺度による評価 
  C GRBAS以外の特徴的な音声 
  D GRBAS尺度以外の聴覚心理的検査 

 5 評価(機器を用いた評価) 
  A 音声の音響分析 
  B 空気力学的測定:呼気流量と圧力 
  C その他の生理学的方法 
  D 症例 

 6 指導・訓練 
  A 治療法の種類 
  B 音声治療の種類と理念 
  C 声の衛生指導 
  D 音声訓練の種類,目的,適用 
  E 音声訓練の方法 

 7 無喉頭音声 
  A 喉頭全摘出術後の呼吸・摂食嚥下・
発声発語の変化とメカニズム 
  B 無喉頭音声の種類,特徴と選択基準 
  C 無喉頭音声の発声発語の特徴と検査法 
  D 無喉頭音声のリハビリテーションの実際 
  E 無喉頭音声訓練の方法 
  F 社会参加 

 8 気管切開とコミュニケーションの問題 


第2章 構音障害 

 1 音韻・構音の発達と加齢に伴う変化 
  A 語音産生のメカニズム 
  B 日本語の音韻と音声 
  C 言語音の知覚の発達的変化 
  D 言語音の産生の発達的変化 
  E 構音/音韻発達と音韻認識 

 2 構音障害の概念と分類 
  A 構音障害の概念と定義 
  B 小児の構音障害の概念と定義 
  C 構音障害の分類 
  D 機能性構音障害 
  E 器質性構音障害 
  F 運動障害性構音障害 

 3 機能性構音障害 
  A 評価 
  B 構音訓練 

 4 器質性構音障害 
  A 口蓋裂の構音障害 
  B 口腔・中咽頭がんの構音障害 

 5 運動障害性構音障害 
  A 運動障害性構音障害の問題と今後 
  B 発声発語と神経・筋系の仕組み 
  C 原因疾患と発話の特徴 
  D 検査と評価 
  E 訓練の考え方と具体的な方法 
  F 補綴装置 
  G AAC 


第3章 吃音 

 1 吃音治療の現状と今後 
  A 吃音治療の現状 
  B 今後に向けて 

 2 定義,鑑別診断 
  A 流暢性障害の定義 
  B 流暢性障害の鑑別診断 
  C 鑑別診断手続きの臨床的意義 

 3 発症と進展のメカニズム,原因論 
  A 最近の吃音研究の動向 
  B これまで提唱されている吃音の発症と
進展のメカニズムと原因論 

 4 評価・検査 
  A 小児 
  B 成人 

 5 治療 
  A 小児 
  B 成人 

 6 セルフヘルプ・グループ,社会参加 
  A セルフヘルプ・グループ 
  B 社会参加 


✒参考図書 
✒索引









母の身内は、甲状腺の病気を患い、
東京女子医大に入院し、治療を受けた
ことがある。まだ私が小学生の頃だ!


放射線を咽頭部にかけていた。声は
かすれ、ハスキーになった。それもまた
「気管支」に繋がると、発声障害になる。


方言を話す地方出身者が、お国なまりを
気にする余りに、コミュニケーションを
とれなくなり、精神疾患を発生させる
ということもあるという。


日本人でありながら、日本語、言語とは
人間に、様々な課題を生むのである…。



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