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『からだ』というものを、病気から学ぶ。

怪我をしたり、インフルエンザや感染症、
虫歯、風邪、腹痛、肩こり、下痢、嘔吐。


冷や汗、ほてり、頭痛、関節痛。

それらは、『疾患』への登竜門さながら。
医学書を開く道しるべに外ならない!?


『どこが痛むのか』『いつから痛いのか』
『何が気になるのか』『病気をしてるか』
『慢性疾患は無いのか』『遺伝はあるか』
『家族にガン患者は居るか』。

はたまた、『精神疾患の有無』やら
『アレルギー体質ではないのか』とか。


『幼少時代に何か病気をしたのか?』とか。
結局は、既往症が足がかりだし、ヒントだ。


『親の過保護』だの、『低所得者層』だの、
『どんな場所に暮らしているのか』とか?

『スポーツをしているのか』とか、中には
『性同一性障害ではないのか』『妊娠中か』
『月経不順ではないか』『うつ病なのか?』

それらが、病気を探るヒントになるのだが。


研修医やレジデントが聞かない、患者に
聞けない、また探れないケースや対人恐怖症
なる若い医学生がいて、パニック障害も居る。

つまりは、コミュニケーション能力の有無、
フットワーク、社会経験により医師と患者
との探り合いは、明らかに『治療法』には
差が出る。


病気をしないと分からないことを、
非体験者たる医学者が探るというのは
かなり、スキルに左右されていく!?


『専門外』という逃げ道や、言い訳を用意
している医師にかかろうものなら、病を
身逃されてしまう病気やガン。それを?

見逃されないようにと賢くなる患者。


『病気マニア』な患者は、利発で機転が
利いて利口になってしまうと、些か高飛車
なる(?)レジデントには繋がりにくい!


損な患者は、病気と生きることになる。

患者側にも知る権利はある。人間だから。
だから、『からだのメカニズム』とは?

人間稼業には、不可欠な知識、情報であり
医学とは人間学たる学問なのである(笑)。



参考資料として。

医学書院から、こんな本のご紹介を!!


まずは、序文から…。




第2版発行に寄せて 

本書は,
初版の「はじめに」にもあるように,医学で

解剖・生理学とよばれる分野の知識を,
イラストを用いて,やさしく解説したものです。

看護師をはじめとするコメディカル領域の
カリキュラムでは,「人体の構造と機能」
として教えられる内容を包含しています。 

1994年の初版発行以来,内容の分かりやすさ
と詳しさで多くの読者に支えられてきました
が,もともとは,武田薬品工業で,社内教育
用に作成した冊子がベースになっています。
この間,胃・十二指腸潰瘍へのヘリコバクター
・ピロリ菌の関与や高血圧の分類変更などを
踏まえ,内容を一部改変し2000年に新訂版を
発行しましたが,全体にわたる見直しをする
ことなく,発行を継続してきました。 
 そろそろ全面的な見直しを検討しなければ
と思っていた矢先,著者である堺先生が急逝
されてしまいました。今後どうするかを関係
者が議論した結果,医学書院の責任で内容を
up-dateすることで,
堺先生のご遺族,武田薬品工業からも同意が
得られ,改訂第2版を発行することになり
ました。
また,分かりやすいと評価の高かったイラスト
やレイアウトは,極力,初版,新訂版を踏襲し
ながらも,4色化することにしました。一見,
余り変わっていない印象を受けるかも知れ
ませんが,読んでいただければ,内容も全面
的に改訂されていることがわかるはずです。 

 本書が,医療職を目指す学生だけでなく,
自分の体のしくみを知りたいという一般の
方々の勉学の一助になれば,幸いです。 


株式会社医学書院 2016年11月








目でみるからだのメカニズム


(第2版)

著:堺 章

判型 A4頁 198発行 2016年11月
定価 3,240円 (本体3,000円+税8%)
ISBN:978-4-260-02776-2


からだの構造と機能を豊富なイラストで
絵解き、病態生理も平易に解説

「人体の構造と機能」として医療系学生が
学ばねばならない内容を網羅。カラー化で
さらに分かりやすくなった豊富なイラスト
と文章により、楽しみながら複雑な人体の
しくみを学ぶことができる。器官系統別に
正常な解剖・生理学を解説しながら、正常
な機能が障害されておこる代表的疾患に
ついても言及。各臓器におこる病気の成り
立ちも理解できるように工夫されている。

章末のコラムは、最近のトピックスを
楽しく学ぶことができる。



目次


第1章 細胞 

 📍1.細胞と組織 
 2-1.細胞の構造と働き-細胞膜・核・細胞小器官 
 2-2.細胞の分化と分裂 
 3-1.組織-上皮組織(体を包む保護膜) 
 3-2.組織-筋組織(運動の原動力) 
 3-3.組織-支持組織(体を支える裏方) 
 3-4.組織-神経組織(全身の調節役) 
 4-1.血液-その成分と働き 
 4-2.血液-血液凝固と貧血,血液型 
 4-3.血液-生体防御のしくみ 


第2章 呼吸器 

 1.呼吸器系を構成する器官 
 2.肺の構造としくみ 
 3.呼吸運動と調節のメカニズム 
 4.ガス交換のしくみ 
 5.肺機能の検査法 
 6.気道の構造と働き-鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭・気管・気管支 
 7.気道系の清浄化作用 
 8.呼吸器によくみられる病気 


第3章 循環器 

 📍1.循環器系のしくみと働き 
 2-1.心臓の構造 
 2-2.心臓の働き 
 2-3.心臓の働きを調節するしくみ 
 3-1.血管の種類と分布 
 3-2.血管の血液配分と血流の調節 
 4.高血圧 
 5.動脈硬化 
 6.リンパ系のしくみと働き 
 7.心臓の状態を知るための検査 
 8.循環器系によくみられる病気 


第4章 消化器 

 1.消化器を構成する器官 
 2.口腔-唾液分泌と咀嚼運動 
 3.咽頭・食道-食塊を胃へ送るしくみ 
 4-1.胃-胃の構造と働き 
 4-2.胃-胃での消化と胃液分泌 
 5.小腸-消化と吸収 
 6.肝臓-生体の化学工場 
 7.胆道-胆管・胆嚢 
 8.膵臓 
 9.大腸(便の形成)と肛門(排泄) 
 10.三大栄養素の消化 
 11-1.消化液分泌,消化管運動と神経・ホルモンとの関係 
 11-2.消化液の分泌と水分の関係 
 12-1.胃の異常-胃炎 
 12-2.胃の異常-潰瘍 
 12-3.胃の異常-ストレスと胃 
 13.下痢・便秘 
 14.肛門の病気-痔 


第5章 泌尿器・生殖器・内分泌器 

 1.泌尿器系のしくみと働き 
 2.腎臓の構造 
 3-1.腎臓の働き-尿の生成 
 3-2.腎臓の働き-腎臓とホルモン(体液と血圧の調節) 
 3-3.腎臓の働き-腎臓とホルモン(カルシウムとリンの調節) 
 4.尿路の構造と働き-尿の運送と排尿のしくみ 
 5-1.生殖器系 
 5-2.生殖器系 
 6.泌尿器系によくみられる病気 
 7.尿の性状-正常尿と異常尿 
 8.内分泌系 


第6章 骨・筋肉 

 1.骨と筋肉の働き 
 2.全身を形作る骨格 
 3.骨の構造と働き 
 4.骨の成長と老化 
 5.関節のしくみと働き 
 6.骨格筋の構造と働き 
 7.筋収縮のしくみ 
 8.筋肉とエネルギー代謝 
 9.運動と筋肉 
 10.骨と筋肉によくみられる病気と障害 


第7章 神経 

 📍1.神経のしくみと働き 
 2-1.中枢神経-脳・脊髄の構造 
 2-2.中枢神経-脳の役割分担 
 3-1.末梢神経-体性神経と自律神経 
 3-2.末梢神経-体性神経と自律神経の働き 
 4-1.神経伝達のメカニズム 
 4-2.体の動きを制御するしくみ-運動指令の神経路 
 5.神経系に関する病気 


第8章 感覚器 

 📍1.感覚器を構成する器官 
 2-1.視覚-眼の構造と役割 
 2-2.視覚-なぜ,物が見えるのか? 
 3-1.聴覚・平衡覚-耳の構造と働き 
 3-2.聴覚-なぜ,音が聞こえるのか? 
 3-3.平衡覚-なぜ,体の位置が分かるのか? 
 4.嗅覚-においが分かるしくみ 
 5.味覚-味が分かるしくみ 
 6-1.皮膚感覚-皮膚の構造と働き 
 6-2.皮膚感覚の種類と働き 
 7.内臓感覚-臓器感覚と内臓痛覚 


✒索引




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